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著者 | うずみ火編集部/矢野宏 高橋宏 |
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定価 | 1,500円(税抜) |
発行年月日 | 2014年5月6日 |
判型 | 四六判並製 344ページ |
ISBN | 978-4-901908-86-3 |
Cコード | 0095 |
黒田軍団の遺志を継ぐジャーナリスト集団うずみ火が挑んだ、関西電力と原発の現在過去未来。 3・11以来原発本と東電本は多く発行されていますが、地方原発について語られることは少ない現状、若狭に日本一の原発密集地を持ち、30キロ圏内に琵琶湖を持つ関西人は原発のある未来を選ぶのか否か。 関西電力と原発について関西人が主体的に考えるための1冊です。 巻末座談会にはフリーアナウンサーの山本浩之さんが参加。 1か月間福島に住んで取材をした体験を踏まえた議論を展開してます。
はじめに
第1章 関西で原発事故が起きたら
1-1 原発危険度ランキング
若狭湾原発銀座
危険な原発は
原発の老朽化
1-2 原発シミュレーション
巨大都市近郊への集中立地
拡張シミュレーション
1-3 琵琶湖は守れるか
高速増殖炉「もんじゅ」
関西の水がめを直撃
除染の難しさ
1-4 関西電力の安全対策
関電からの回答
第2章 関電の歴史
2-1 電気事業の始まり
風吹けど燈明消えず
群雄割拠の時代
「電力の鬼」による電力再編
2-2 電力の分割・民営化
小林一三の愛弟子
阪急の労組を割った男
最強の労働組合「電産」
電産を割る
ビックプロジェクト
2-3 クロヨンの次は原子力
第五福竜丸
「万国博覧会に原子の灯を」
行き詰まった新規立地
2-4 関電争議
60年安保闘争
反共労務対策
関電争議
第3章 国策としての原子力
3-1 3.11の後で
このまま脱原発か、推進か
関西電力のトップ
地域をリードする電力会社
背に腹は代えられない
3-2 関電前抗議へ
一人歩きする電力供給量
大飯原発再稼働
市民らの訴え
不当逮捕
3-3 節電要請
「計画停電もありうる」
火力発電を止めていた
必要なかった再稼働
3-4 電力浪費社会
電力消費量の増大
深夜電力の普及
3-5 総括原価法式と原発三法公布
「星野さ~ん」
損をしない「打出の小槌」
「東京からカネを送らせろ」
多額の寄付金
3-6 見直された原発ゼロ対策
自民圧勝
財界と労働組合からも
アメリカからの圧力
世論調査
3-7 橋下市長の変節
「選択」
橋下ブラックアウト
株主総会
3-8 原発とメディア
大飯原発再稼働を後押し(2012年)
朝日新聞の原発報道
マスコミのタブー
たね蒔きジャーナル
科学報道の落とし穴
第4章 原発の未来
4-1 たまり続ける使用済み核燃料
再処理工場の遅れ
限界に近づきつつある燃料保管
中間貯蔵施設の建設は不透明
4-2 高レベル放射性廃棄物の最終処分
史上最悪のゴミ
課題が山積の地層処分
決まらない最終処分地
4-3 廃炉ビジネス
避けて通れない課題
廃炉作業の問題点
ビジネスとしての可能性
4-4 ドイツの脱原発政策
メルケル首相の決断
フクシマ前は推進
再生可能エネルギー
座談会「原発」を語り合う
参加者 山本浩之(フリーアナウンサー)、矢野宏(新聞うずみ火)、
高橋宏(新聞うずみ火) 、内山正之(西日本出版社)
おわりに
資料編
資料1 関西電力の発電施設
資料2 日米原子力協定
資料3 日本の原子力開発・利用
資料4 原子力発電をめぐる主な出来事
資料5 伊方原発建設差し止め訴訟
資料6 原発輸出
資料7 より理解するための用語解説
参考文献
西日本出版社
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